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位牌の話(1) 位牌って何ですか

位牌(いはい)は、亡くなった方の戒名や法名・法号、俗名などを記し、命日(めいにち)つまりお亡くなりになった方の没年月日を記す仏具です。

日本では依り代(よりしろ)という考え方と、それを「モノ化」する習慣が古くからありました。依り代とは神や霊がそこに宿る、住まうという意味です。

例えば神木や磐城(いわしろ)などは神が宿るところですし、神棚に置かれる神鏡も神が宿る依り代です。

位牌は故人や先祖が宿るという意味において、位牌は依り代の役割を果たします。以前はあまり言われなかったのですが現在では「位牌は故人そのもの」と言われることが多くなりました。これは「依り代」としての役割がさらに強調されるようになったと言えます。