全宗協ブログ

川供養とは何ですか

お盆の期間中、川に祭壇を設け、水難者や川の水霊達を慰める儀式です。

 

明治時代に発刊された「江戸府内絵本風俗往来」には「川供養」について以下のような記述があります。

川が多くある土地では盆の間、川岸に魂棚を作り構えます。大きなものでは間口が二間ほどあり、
四方に竹を立て、真菰のむしろを敷き、縄を四方に張り、白茄子赤茄子を吊り、素麺を正面に掛けて
有縁無縁の位牌を並べ、水瓜、桃などの水菓子、精進のお供えなどをして
その前に僧侶が座り、読経を勤め、木魚や鉦などを打ち鳴らし、
入水し非命を遂げた亡者の霊魂を供養します。