真宗大谷派の仏壇と仏具(10)三具足(みつぐそく)
三具足とは花を生ける花瓶、お香を焚く香炉、ロウソクを立てる燭台(しょくだい)のことを言います。真宗大谷派では花瓶のことを「かひん」と呼びます。また、香炉には青磁色(せいじしょく)の土香炉を用い、燭台は亀の上に鶴が乗り、鶴が咥える(くわえる)蓮の上にロウソクを立てる様式のものが用いられます。
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前卓の上にのる三具足 左から花瓶(かひん)、香炉(土香炉)、燭台(鶴亀の燭台)
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前卓の上にのる三具足 左から花瓶(かひん)、香炉(土香炉)、燭台(鶴亀の燭台)
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前卓の上にのる三具足 左から花瓶(かひん)、香炉(土香炉)、燭台(鶴亀の燭台)
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前卓の上にのる三具足 左から花瓶(かひん)、香炉(土香炉)、燭台(鶴亀の燭台)
花瓶には四つの鰭(ひれ)が付きますが、鰭が正面に来るようにします。土香炉には三っつの足が付きますが、そのうち一つの足を正面に向けるようにお飾りをします。
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花瓶の鰭(ひれ)が正面に来るように、土香炉の足が正面に来るようにお飾りをします