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お知らせ

今日は秋のお彼岸の中日です 秋季皇霊祭の日

今日、9月23日はお彼岸の中日です(秋分の日)。この日、天皇陛下は皇居にある皇霊殿で天皇・皇后・皇親の霊をお祀りします。この際に正席として祀られるのは初代・神武天皇です。

皇霊殿は賢所(かしこどころ)、神殿と並ぶ宮中三殿のひとつで、天皇陛下が神事を執り行う場所です。

江戸時代までは宮中の黒戸と呼ばれる仏壇で歴代天皇の霊牌をお祀りしていましたが、天牌とも呼ばれる天皇歴代の霊牌は明治維新以降、泉涌寺(京都市)などに移されました。

また、江戸時代には白川家にて皇霊をその宅において奉祀していましたが、明治2年に宮城(皇居)においてこれを鎮座鎮祭し、以降、春と秋に皇霊祭が行われるようになりました。

春秋の皇霊祭が現在の形で執り行われるようになったのは明治時代以降のことです。

彼岸が仏教の六波羅蜜となど合わせて説明されることが多いのですが、実際にはこうした神事の伝統も背景にあります。