お知らせ
お線香の正しい使い方
お線香をお使いになる時には以下のことにご注意ください(全宗協会員ページからの転載情報です)
CASE1
お客様から頂くお声の中に、「お線香が火の着いた状態で香炉の外に落ちる不具合」があります。「途中でお線香が弾けて、火が着いたまま落ちた。」と表現される方もいらっしゃいます。なぜ、そのようなことが起こるかを説明します。
以上の不具合を防止するためには、複数本のお線香を立てる時、1本1本を離して立てるように注意すれば良いでしょう。
CASE2
灰の中に残ったお線香の火によって、次に立てたお線香の下部から燃える事があります。
これはお通夜や法事で何人もの方がお線香を続けて立てる時に起こる不具合です。
①何人ものお方がお線香を立てている内に、香炉の灰が温まって来ます。そのような条件(灰が軽いなど)が整うと、灰の中でもお線香の燃焼が続く場合があります。
②次の方が灰の中の残り火に気付かず、お線香を立てますと、その下端に着火し、燃焼が下側からも始まります。
③そして、根元にも火の着いたお線香が倒れます。このようにして香炉の外に火の着いたお線香が落ち、畳や経机を焦がす原因となります
この不具合を防止するためには、灰の中にお線香の火が残っていないか、十分確かめて立てる事が肝要です。